喜山・千光寺(きざん・せんこうじ)臨済宗妙心寺派
- 本尊・薬師如来立像(二尺四寸二分)寄木造、後水尾天皇第一皇女大通大作
- 脇侍・日光・月光両菩薩立像
- 縁起・暦応三年(1340)秋、四代木付頼直は、祖母東照院の冥福を祈るため、府内萬寿寺より密室正機禅師を迎え開山した。慶長年間 (1596~1614)に宮の原から現在地に移転した。はじめ東照寺と号したが、元禄十二年(1699)十二月十二日に千光寺と改めた。
- 堂宇・本堂-61坪、庫裏-77坪、山門、書院、禅堂、位牌堂、隠寮。
- 境内の状況・714坪。杵築市指定、名木樟がある。
- 著名な墓など・万里高弟麻生公道の墓、三浦黄鶴撰文の開山塔がある。
- 寺宝その他・鰐口(慶長八年)、東照院殿持仏地蔵菩薩、豊鐘善鳴録(僧密雲撰)、紺紙金泥三千仏名(等渓禅師一字一礼の書)
大心山・養徳寺(だいしんざん・ようとくじ)臨済宗妙心寺派
- 本尊・観世音菩薩坐木像
- 縁起・正保二年(1645)の開基である。松平重直(初代英親の父)の創建で、開山に大円宝鑑国師愚堂大和尚を招いた。これより崇山・卓宗・乾瑞・老泉・連桂・鉄柱・道林・陽瑞・謙同・雄堂・越山・周邦・興宗・清宏・宗源と法灯をかかげ、現在に到っている。
- 堂宇・本堂-90坪、庫裏-127坪、山門、鐘楼。
- 境内の状況・2032坪
- 著名な墓など・旧藩主及びその一族の墓15基。