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仏 前 結 婚 式 (華燭の儀)

華燭の儀(かしょくのぎ)とは、ある町に花を売り歩く少女と、燭台に使う油を売って歩く少年がいた。 2人はともに恵まれない貧しい家庭の子供でした。

2人は、毎日のように町出て花と油を売って歩いていた。何度となく二人は行き交い、自然に顔見知りになり、 やがて互いの心にほのかな愛が芽生えた。

感心なことにこの少年は、毎日の仕事が終わるとお釈迦様の前にいき、お灯明に油をささげて帰っていった。 また少女も、少年と申し合わせた訳でもなく、毎日仕事帰りにお釈迦様の前にいき、お花を一輪ささげて帰っていた。

この様子を見ていたお釈迦様は、これこそ似合いの夫婦になるだろうと思い、自らの仲立ちで二人の縁結びを行った。 以来この二人は、互いに協力して幸福な家庭を築き、生涯大変幸せに暮らすことができたという。

このいわれから、「華(はな)」を売る少女「燭」の油を売る少年の頭文字をとり「華燭」という言葉が生まれ、 結婚式のことを「華燭の儀」と呼ぶようになったということである。


仏前結婚式次第

両家親族入堂着座

本尊に向かって右側に、新郎側、左側に新婦側の両親・親族・来賓が入場して着席する。

戒師・新郎新婦・媒酌人入堂

新郎、新婦の入場でございます。お釈迦様に成り代わり御仏の戒めを持って、お式を司って下さいます戒師様に伴われ、 新郎新婦・媒酌人様のご入場でございます。合掌でお迎えください。

開式の辞

司会により、新郎○○さん、新婦○○さん、ご両人の結婚式挙行の辞が告げられる。

戒師、焼香三拝

戒師様によりまして、ご本尊様に清らかな香が焚かれ、仏前に五体投地の礼拝が成されます。

御本尊 並 御両家先祖供養

般若心経をお唱えし、ご本尊様のご供養、ご両家の益々のご繁栄をご祈念申し上げます。一同で唱和。

戒師敬白文奉読

戒師様が本日の結婚の儀を執り行う旨を宣言され、合わせてお二人の将来に幸あらんことを祈願されます。一同合掌にてご清聴。

司婚の辞

戒師様によりご尊前でお式を行うに当たり、お二人に誓いを求められます。新郎新婦は戒師様の前へ。

数珠の授与 並 指輪の交換

戒師様により、お二人に数珠が授けられます。ご両人はこの数珠によりお互いに、末永く睦み合う生活の寄る辺として頂きます。

寿杯の儀

新郎新婦が三三九度の寿杯を交わします。

御両家固めのさかずき

皆様に盃をお配りして、ご両家の益々の和合と、お二人の更に絆を強固にしていくものとして、盃を汲みかわします。

新郎新婦 誓いの言葉

お二人に、ご本尊様にお互いの誓いの言葉を読み上げて頂き、ご両家のご先祖様に、ご結婚成立をご報告します。

戒師祝語

戒師様よりお二人に、お諭しとお祝いの言葉を頂戴します。

四弘誓願文

式を収めるにあたり四弘誓願文をお唱え致します。


衆生無辺誓願度

煩悩無尽誓願断

法門無量誓願学

仏道無上誓願成

閉式の辞

お二人とご両家の、さらなるご繁栄を祈念して、司会より閉式が告げられる。

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写真のモデルになって頂いた、小倉家ご家族の近況




「仏前結婚式をしたおかげで、お寺や仏教にとても親しみがあります。可愛い三人の子供にも恵まれ、とても幸せに暮らしています。仏縁に感謝しています。最近は、週末ごとに子供たちをつれ、国東半島のお寺を巡ることが楽しみになっています。子供たちも、アニメやゲームといった流行のものより、心落ち着く仏跡巡りを楽しんでくれています。このまま、手を合わせる仏の心、感謝の気持ちを忘れずに育っていってもらいたいです」

今回のHP作成にあたり、お写真を借りに伺った際に、こんなふうに話してくださいました。朱印帳も家族みんなの分を揃え、これからもハリキッテお寺巡りをするそうです。

   




朱印帳に赤く印をしてあるところは、すでに御参りされたお寺。2.3回行かれた所もあるそうです。

☆今回の写真提供に快くご協力頂きまして、心から感謝いたします。



お問い合わせ、連絡先

〒873-0002
大分県杵築市南杵築379
臨済宗・南禅寺派 安住寺
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