坐禅会
平成24年より月例坐禅会を開いております。
多くの方のご参加をお待ちしております。
《日時》
※毎月 第2・第4 (土曜日)
※午前6時30分~8時 (10月~3月)
※午前6時~7時30分 (4月~9月)
○坐禅→読経→茶礼
○参加費無料
○安住寺本堂にて
対応いたしております。お気軽にご相談ください。〕
お問い合わせ・連絡先
TEL 0978-62-2680
FAX 0978-62-3980
こども坐禅会の様子
坐禅のしかた
坐禅には、身を整え呼吸を調え心を統一する三つの要素がある。
「調身」
坐禅のときの身の調え方で正しい坐相をなすことである。
「調息」
坐禅中の呼吸の調え方である。
「調心」
心の調え方で心の統一のことである。
「調身」
・足の組み方
身の調え方のうち、先ず下半身からいうと結跏趺坐(けっかふざ)は、結ぶという意味で、足を組み合わせて坐る。
坐り方は、まず、右足の足裏を上に向けて、左腿の上に置き、次に左足を同様に右腿の上に置いて組む。これが正しい坐り方である。
つぎに半跏趺坐(はんかふざ)がある。これは、略式の坐り方である。半跏趺坐は、左右どちらかの足を反対の腿の上にのせる坐り方である。
・手の位置
手の組み方は、法界定印(ほっかいじょういん)をかたちどる。坐禅儀には「右の手を以って左の足の上に安じ、左の掌を右の掌の上に安じ、両手の大母指の面を以って相拄え」となつている。しかし、白隠系道場の多くは両手を握りしめる方法である。まず左手の掌の中に右手人差し指以下四本を包み、右手親指で左手親指を押さえ握る方法である。
・身の整え方
ここで言うところの身は、頭、首、肩、背、腰等のことで、腰より頭まで相拄えあい、背柱を直立させる。その状態は、頭は天井を突き上げるように真っ直ぐにし、耳と肩は前後なく相対し、鼻と臍は一直線上に置く。頭のてっぺんから背柱を通り肛門まで垂直線で結ばれるように心がける。
さらに背柱を伸ばして臀部を突き出すとともに、下腹部を前に押し出すことが大切である。次にみぞおちを引っ込め、丹田に力を入れるようにする。
眼は、前方1メートル程を直視し、半眼にとどめる。これは、全開すれば気持ちが分散し、閉じれば眠気を催して、坐禅の妨げとなるからである。
「調息」
調息とは、坐禅中の息の調え方である。音をみるというように静かに自分の呼吸を見つめるという心構えが肝心である。
禅では、呼吸を分析して、風、喘、気、息の四段階に分けているが、一番大切なことはこの息である。息とは「静かに細く出入綿々として存するが如く、亡ずるが如き呼吸である」と先哲は説かれている。正しい坐禅をしていれば、自然この息を会得することができる。
普通、われわれの呼吸は、一分間に17~20回程度らしいが、坐禅をしていると自然に呼吸が調い熟練すれば一分間に4~5回から、さらに2~3回になってくる。
まず正身端坐したら、口から大きく静かに息を吐き出し、腹中のものを一切吐き出す。次に口を閉じ、丹田を前に押し出し、静かに鼻から息を吸い込み、吐くときは下腹に力を込め、腹圧で丹田から呼気を一切吐き出す。このように吸うときは、吐くときの反動を利用し、静かに息を一杯吸い込み、吐くときは腹中を空にするよう丹田に力を込めて吐く。そして呼気と吸気の境は、静かになめらかに移るように心掛ける。
「調心」
調心とは、心を調え、鍛錬することであり、坐禅の心構えのうち最も大切なことである。まず、心を「法界定印のところにおく」ということである。法界定印のことは、調心のところで述べた。その昔、道元禅師が、その師如浄禅師に禅要について教えを請うた。如浄「道元よ、坐禅するときは心を左の掌上に置かねばならぬ」と教えられたという。
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