開流50周年に向けて
☆ひとすじの道 唱えつぐ 妙音のきずな☆
「詠歌の功徳と修行」
ふれ合う功徳によって
かたよらない心を修行する
とけ合う功徳によって
とらわれない心を修行する
となえ合う功徳によって
こだわらない心を修行する
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詠歌道のすすめ *総本部長 後藤憲雄
回顧するに、昭和31年に南禅会が組織され、次いで38年に独秀流南禅教会が産声を上げました。
柴山全慶管長の尊慮により、林、正木両師が流儀を確立し、早や半世紀を迎えようとしています。 その間、師範・講師の指導のもと、170支部5千人程が詠歌の縁を結び、研鑽を積んでこられました。
詠歌を通じて禅の教えに親しみ、亀山法王、大明国師の願いを、我らが進む道と捉え、日々研鑽することは誠に尊いことです。 「信心のことば」にあるように、深い安らぎと温かさを会得する道です。
先頃、開流45周年記念全国奉詠大会が、南禅寺を会場に750名の会員を迎え、盛大に開催されました。併せて、記念の事業、 祝宴も催されました。
平成24年は、南院国師七百年遠諱、その翌年は開流50周年になります。一人でも多くの方がご詠歌に親しみ、 信心を培養されんことを祈念します。
「無心無我」の詠歌道*詠鑑 鷲見宗憲
この世には 消ゆべき法の光をも 身にかえてこそ 光かへさん 『亀山法皇御製』
独秀流南禅教会は、南禅寺開山大明国師、開基亀山法皇のみ旨にそって「利生の悲願を顕現し、 法悦の歓喜と安心立命の願いをとぐるにあり」を、願意としています。
本教会も、開流45年を迎えました。毎年、ご本山や各地で奉詠大会が開催されます。「まこと一つに結ばれた」会員は、 今日ある生命の悦びを詠歌に托し、無心無我でお唱えします。清浄な心と身体です。安心立命の尊いお姿です。
「ひとすじの道」に精進する仲間が、一堂に集う大会の感動は、参加した人が味わう素晴らしい感動です。 また、日々の研鑽は仏心を養い、腹式の発声により、健康増進にもつながる道です。
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